フェンリル母さん キャラクター紹介 その1
登場人物の名前について
まず、お母さんであるリーダたち、この大陸に住む人には、どんなに偉くてもミドルネーム(有名なところでは、アル〇イシア・〇ム・ダイ〇ンや、刹〇・F・セ〇エイのようにですね)がありません。
この大陸(海を越えたら違うのですが)にある国には、国教が定められておらず、どちらかというと先祖崇拝に近い国が多いのですね。
普通なら、神様の名前がついたり、精霊や宗教的な、もしくはご先祖様の名前などがつけられることもあるようですが、意味のあるミドルネームを付ける習慣がないのです。
中には、ミドルネームよりも二つ名がついている場合がありますけどね。
それを踏まえたほうが、多少入りやすいかもしれないと言うことで、置いておきますね。
・リーダ
本作品のタイトル、フェンリル母さんその人です。
本名をフェルリーダ・ウォルガード。
フェンリルの国、ウォルガードの第三王女で、主人公ルードの育ての母。
フェンリルのフェだけを使って、あとはぼやーっと頭に浮かんだ名前だったりします。
第三王女ということは、おわかりの通り、上にお姉さんが二人いたんですね。
家出状態(見聞を広めるための旅という名目)で、かれこれ三百年以上帰って来ていません。
最初は素直だったリーダも、途中で気づいたのでしょう。
やる気がなくなりました。
代々、女王が治めるこの国は、リーダが第三王女でありながら、王位継承権第一位を持っていました。
ですが、学園時代に王家ではならないと公言。
フェンリルなどの獣人種は、人種とは違い、とても長寿です。
彼女のお母さんの現女王も、そのまたお母さん元女王も、別に構わないと思っていました。
なぜなら、リーダに生まれた子供が王位を継承するからと、約束させたからだったんですね。
何せまだまだ、彼女のお母さんも若いからです。
暫くは現役でいられるからなんでしょうね。
・ルード
彼の名前より先に、母リーダの名前が先に決まりました。
ルードは愛称で、本当はフェムルードという名前です。
彼が生まれた場所は、人間の国エランズリルド。
その王室で貴族の双子のお兄ちゃんとして生まれたのですが、ある理由があって名前をつけられることがなく、幽閉される生活が待っていたのです。
ですが、彼がちょっとやらかしてしまって、国外追放。
そこでリーダと出会い、彼女の亡くなった息子(ルードのお兄ちゃん的存在ですね)の名前をもらいました。
料理が大好き、母さんが喜ぶのが好き、人々の笑顔が大好きな少年です。